第3話賢い“欲張り女子”のためのオトクのコツ

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やりたいことがたくさんあるということは、お金を使ったり、貯めたりする目的が具体的ということだから、とても素敵なこと。たった一度の人生を欲張りに生きるために、知っているだけで使えるオトクな制度をお伝えしましょう。

制度の見逃しはもったいない！

前回のコラムで、未来年表についてお伝えしましたが、その中に、スキルアップや自分磨き、自己投資などはありましたか？「学びたい」と思った時に役立つ制度、それが「教育訓練給付金」です。

「教育訓練給付金」制度を使うと、受講料等の勉強にかかった費用の20％、最大10万円の給付金を受けることができるのです。そして、教育訓練給付金を受けることができる対象の資格等の種類は、約200種もあるのです。

たとえば、受講したい講座の費用が15万円とすると、受取れる教育訓練給付金の金額は、15万円の20％、つまり3万円。

受講終了後に、領収書と必要書類をハローワークに提出すると、後日、あなたの口座に給付金が振り込まれます。15万円の講座が、最終的に実質12万円で受講できるのは嬉しいですね。後から戻ってきた3万円で、ちょっとした旅行にも行けそうです。

条件クリアのハードルは低い！

教育訓練給付金を受けるための条件は、一つ。それは、「初めて利用する人は、1年以上、雇用保険に加入していること」です。

雇用保険とは、失業保険ともよばれます。正社員も派遣社員もパートの人も、給与明細を見て、「雇用保険料」が差し引かれていたら、「教育訓練給付金」制度が使えますから、使わないテはないですね。

「試験に落ちたら、給付金はもらえないんですか？」と心配する人がいますが、この制度の目的は、雇用の安定と再就職のサポートです。本来は合格したほうが嬉しいのですが、制度は、合否に限らず、申請することができます。

また、「せっかくこんな制度があるのなら、いっぱい資格を取って、スキルアップしたい！」という意欲満々の欲張り女子にも嬉しい制度で、教育訓練給付金は1度利用しても、そこからまた3年経てば使えるメリットもあります。

未来年表で書きだしたやりたいことに資格取得がある人は、毎月のお給料から納めている雇用保険を賢く使っていきましょう！

お金が貯まる仕組みつくりには、自分が利用できる制度を活かすことも大事なのです。